第25号:ろう者とのコミュニケーションの基本
カメレオンさんです、
多くのろう者は、手話や口語、筆記、ときには
音声といったコミュニケーション手段を
場面や相手に応じて使い分けたり併用して
総合的にコミュニケーションを行っています。
ろう者とのコミュニケーションにおいて
大切なことは、相手に伝えよう、相手の
言うことを理解しようとする「姿勢」です。
そのためには、自分ができる様々な手段を用いて
通じ合う方法を工夫することが大切です。
●相手と顔を合わせる
ろう者は、聴覚のかわりに視覚を活用して話をします。
口形がはっきり見えるように、必ず相手の視線を
とらえて話をします。
●手話を用いる場合は口形も一緒につける
単語によってはおなじ手話になる場合もあるので
必ず口形と併用して手話を行うようにします。
●数字の手話表現は筆談をまじえる
数字は大きくなればなるほど間違いやすくなります。
紙に書いて、お互いに確認できるようにします。
●表情をつける
分かったときのうなずきや、分からないときの
表情がないと、きちんと相手に通じているか
わからずに不安になります。
表情をつけながら話を聞きます。
これらの基本を頭にいれて、お互いに気持ちのよい
コミュニケーションを意識しましょう。
愛を込めて。